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オフィシャルサイト | http://www.yuzawakogen.com/ |
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冬はスキー場、オフシーズンは植物園に
湯沢高原アルプの里は、湯沢高原スキー場としても知られます。冬はスキー場として栄える場所ですが、オフシーズンは高山植物園として栄えます。
JR越後湯沢駅から徒歩で7分のところ、温泉街には湯沢温泉ロープウェーがあります。それに乗ると高山植物園であるアルプの里へ行けます。このロープウェーは166人乗りの世界最大級の大型ロープウェーで、麓から山頂の高原へと7分の時間をかけて、山々の壮大な景色を見せつつ上っていきます。ロープウェーの全長は1300mであり、高低差は500m、秒速は5mで進みます。
魚沼平野から谷川連峰までを見渡しながら進んでいくことになりますが、その途中には様々な風景があります。日本一のロックガーデンとも呼ばれているだけのことはあり、高山植物が生い茂っており、冬以外でもサマーボブスレーやジップラインアドベンチャーといったアトラクションも楽しむことができます。
ちなみに、高原植物を見ているときに運が良ければカモシカにも会えるかも。山頂付近で湯沢町を見下ろす大パノラマは絶景です。
地上の楽園
アルプの里は、楽園や天国という言葉が非常に似合う、美しいところです。高山植物は1000種類に及び、本物の自然と触れ合うことができます。これらの植物は2500m級の山に生息するものであり、これまではアルピニストにしか味わえなかったものですが、ロープウェーによって誰にでも気軽に楽しめるようになりました。
湯沢高原には、様々な見どころがあります。
ロックガーデン
岩場に出現したお花畑です。上越新幹線の大清水トンネル工事の際に出た岩石を用いて作られたお花畑であり、ごつごつとした岩場を再現してお花畑を作っています。アルプスの高原を彷彿とさせる風景であり、岩の中から顔をのぞかせる植物の中には、高山でしか見られない珍しい花が咲いています。コマクサ、ヒマラヤの青いケシ、エーデルワイス、レンゲショウマなどが咲いていますが、特に夏にヒマラヤの青いケシが咲き乱れる姿は涼しげで美しいものです。エーデルワイスといえばヨーロッパの高山植物として有名であり、オーストリアやスイスの国花に選定されているものです。エーデルワイスの歌は小学校教育に取り入れられているため、皆よく知っていることでしょう。あのなじみ深い歌の花は、こんなにも美しい白い花だったのか、と知った時には感慨深いものがあります。
大ゆり園
大ゆり園の風景は圧巻です。50000株ものユリが植えられており、8月になると様々な色ユリが一気に咲き誇り、甘い香りがそこかしこに漂います。筆者が湯沢高原アルプの里の中で一番好きなのが大ユリ園であり、地上の楽園という言葉がこれほど似つかわしい風景はあまりあるものではありません。
コスモス畑
コスモス畑も見ものです。一面にコスモスが繁茂しており、秋にはコスモスがすがすがしい秋風に揺られながら咲き誇ります。
紅葉
湯沢高原の紅葉も決して外すことのできないものです。秋になるとそこら中の山々でブナ、トチ、ナラ、紅葉などが赤、黄、橙などに色づき、素晴らしい風景を演出します。また、紅葉の時期のロープウェーでは紅葉風景を堪能できます。いつもは歩きながら紅葉狩りをする人も、たまには空中散歩をしながら紅葉狩りをしてみてはいかがでしょうか。映りゆく四季がいつもとは違うものに見えるかもしれません。
あやめが池
天然記念物のモリアオガエルが生息する綺麗な池です。
湯沢高原の花たち
湯沢高原には色々な花が咲きます。季節ごとにどのような花が楽しめるのか、見てみましょう。
6~7月
イワヒゲ、エーデルワイス、エゾスカシユリ、エンコウソウ、クリンソウ、ケマンソウ、コマクサ、サラセニア・プルプレア、シコタンハコベ、チャボリンドウ、ヒマラヤの青いケシ、ヒメサユリ、ミヤマキンバイ、ヤグルマギク、千島キンバイ、利尻ヒナゲシ
7~8月
アポイギキョウ、アポイマンテマ、イブキジャコウソウ、イワカラクサ、エゾアジサイ、カラマツソウ、カライトソウ、カラマツソウ、ギボウシ、クルマユリ、サンゴオトギリ、タカネナデシコ、ニッコウキスゲ、ヒマラヤナンブトラノ、ヤナギラン、ヤマホタルブクロ、桃色ジャコウアオイ
8~9月
ウンナンショウマ、キレンゲショウマ、キンシバイ、キンロバイ、コバギボウシ、シモツケ、タカネバラ、ニショクツリフネソウ、ハクチョウソウ、ヒメシャジン、ヘメロカリス、ホソバノコギリソウ、マツムシソウ、ユウスゲ、ワレモコウ、洋種サワギキョウ
9~10月
アサマフウロ。イワインチン、オオベンケイソウ、オミナエシ、オヤマリンドウ。クジャクアスター、コハマギク、シュウメイギク、シラヒゲソウ、スピードリオン、タムラソウ、ヒダカミセバヤ、ホトトギス、ヤマトリカブト、ユウゼンギク、レンゲショウマ
10月
ウメバチソウ、キイジョウロホトトギス、シラヒゲウメバチソウ、ジンジソウ、ダイモンジソウ、斑入ヤブラン
以上のように、スキーのオフシーズンを彩る様々な花が咲き誇るのがアルプの里なのです。
様々なアトラクション
アルプの里には花々が咲き誇っていることが見所ですが、それ以外にも大人から子供まで楽しめる様々なアトラクションがあります。
ジップラインアドベンチャー
ジップラインアドベンチャーは、2010年にアルプの里に設けられたアクティビティーです。高原の森林の中を、滑車を使って滑り降りるものです。フルコース体験だと約1時間30分にわたって滑り、光源の景色と空気を満喫することができます。
コースは全部で7コースで、合計600mとなっています。練習用の短いコースから原生林の中を走る長いコース、高低差がありスピードが速くなるコースなど、色々なコースを楽しむことができます。
サマーボブスレー706
名称にある通り、706mのロングコースを滑るアトラクションです。2人乗りになっているため、親子やカップルで一緒に滑ることもできます。スピードは最高30kmまで出るので、迫力満点です。
ミニパターゴルフ
小さなコースが9ホールあり、子供でも手軽にパターゴルフを楽しむことができます。
マウンテンゴーカート
エンジン付きの本格的なゴーカートを楽しめます。運転は簡単なため、子供が一人で乗ることも可能です。
やまびこリフト
2人乗りのリフトです。2013年に新設されたもので、高山植物園の入り口から展望台までの219mの距離をゆっくりと動くので、遊覧を落ち付いて楽しむことができます。
ふれあいヤギ牧場
アルプの里は大自然が広がり、標高1000mのすがすがしい広場です。ヤギでもいそうな雰囲気ですが、ごろねの原にはふれあいヤギ園があります。可愛く無邪気なヤギに餌を挙げるなどして触れ合うことができます。
その他
その他にも、アルプの里には色々な楽しみがあります。
一番の楽しみは花々を見ながらトレッキングコースを散歩することですが、歩くのが不安な人のために園内をシャトルバスが走っています。
その他にも、レストランは地元魚沼の食材を使った展望レストラン、本格イタリアンレストランなどがあり、食べる楽しみも提供してくれます。
極めつけは天然温泉のコマクサの湯です。たっぷり自然を楽しみ、アトラクションを楽しんだら温泉で疲れをいやしましょう。タオルのレンタルもあるため、手ぶらで訪れることができます。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉であり、筋肉痛、関節痛、神経痛、冷え症、五十肩などに効果があります。温泉をあがったら、温泉のとなりのカフェでソフトクリーム、パフェ、紅茶、コーヒーなどをいただきながらくつろぐことができます。
湯沢高原アルプの里に高原植物が咲き誇る光景は圧巻であり、誰もが息をのむような美しさを見せてくれます。
また、子連れで遊びに行っても退屈させない様々なアトラクションがあります。そして温泉まで完備しているので、休日を家族が過ごすのに適した観光地と言えます。